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愛はオカマを惜しみなく

西のオカマの戯言よ。

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喪服と嘘を脱いだとき

迷惑メールの山に埋もれて、一通の訃報が届いていた。 キーボードを打つ乾いた音が、虫たちの声も届かない夜の天井に消えていく。「このたびは誠に御愁傷様です。心からお悔やみ申し上げます……」 彼女と最後に交わした言葉は何だったかしら。 机を並べて、く…

年をとったオカマはどこへ消えるの?

新宿二丁目に捨てるゴミなし。 ゲイが男性を選ぶ基準の多様性を表す格言よ。どんな容姿の男性でも、必ず誰かの好みに当てはまるってこと。 確かに、私のような女子力も男子力も低い体たらくなオカマでも、昔は恋人と呼べる男性がいたわ。 もしも私がノンケだ…

元カレピッピはバイだった!

コバルトブルーの浴室に、シャワーのノイズが響いている。 頭の先から胸を伝って、足先へと流れる水の流れが火照った体に心地好い。うっすらとまぶたを開いてみると、飛沫に斜陽がぶつかって、線香花火が散るように、薄暗いタイルの壁をきらめかせた。 ハン…

カミングアウト

安定した企業に就職して、昇進して、結婚して、子供を作って、穏やかな家庭を築く。毎月の仕送りと、たまに旅行へ連れて行って、母の日、父の日には少し高価なプレゼントを贈る。ありふれた、完璧な親孝行だ。 中でも孫を抱くことは、親にとってこの上ない幸…

パンツを脱いだら

ゲイは下着にこだわるの。 それがゲイ文化に染まった人間だけの感覚なのか、それとも、ゲイとして生まれ、ゲイとして生きるうちに、自然と身につく感覚なのかは分からないけど。その質感やデザイン、メーカーにまで、ゲイは下着に対して並々ならぬこだわりを…

ラブスメルは突然に

プルースト効果と呼ばれる心理現象をご存知かしら。 嗅覚や味覚から過去の記憶が蘇ることよ。フランスの作家であるマルセル・プルーストの小説で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸したとき、その香りで過去の記憶が鮮やかに蘇ったという描写から名付けられたの…

オカマたちの夜

シャッターの閉じられた彩度の低い朝の通りを歩くと、昨夜の喧騒から千年の時を経たような錯覚に陥るわ。 無理やり脱がされて激怒する子や、アイドルの曲を歌いながら感極まって泣いている子。毒にも薬にもならない恋愛の説教を、安っぽいお酒に溶かして得意…